【タイム分析2】函館芝1200m|脚質別上りタイム傾向|全場比較で見える展開のクセ
函館芝1200mで行われた1勝クラス以上・良馬場・ハンデ戦を除いた条件の中から、逃げ・先行・差し・追込、それぞれの上がり3ハロン(末脚)タイムをまとめました。同じ条件のJRA全場平均との比較から、函館特有の展開傾向が見えてきます。
函館芝1200mの上がりタイム一覧(1勝クラス以上・良馬場)
✅ 分析データ表
| 場所 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
|---|---|---|---|---|
| 函館平均 | 35.40秒 | 34.98秒 | 34.89秒 | 34.85秒 |
| 全場平均 | 34.89秒 | 34.61秒 | 34.25秒 | 34.09秒 |
| 平均差 | +0.51秒 | +0.37秒 | +0.64秒 | +0.76秒 |
逃げ・先行の上がりは他場よりもかかるが「通用」する
函館の芝1200mはJRA最短の直線(262.1m)と、4コーナーまで続く長い上り坂が特徴です。全体として上がりがかかりやすい構造であり、特に前につけた馬にとって有利に働く場面が多くなります。
✅ 分析ポイント
- 📌 逃げ馬の平均上がりは 35.4秒(全場比+0.51秒)。ややかかっていますが、後ろも伸びてこないため粘り切れることが多い。
- 📌 先行馬も同様に +0.37秒の上がり差。坂でスピードを殺されやすい構造ながら、後続も同条件なので有利なまま進めやすい。
差し・追込の上がりは大幅にかかりやすい
差し・追込タイプの馬は「上がりの速さ」が武器ですが、函館芝1200mではその強みが活かしにくい構造となっています。
✅ 分析ポイント
- 📌 差し馬の平均上がりは 34.89秒(+0.64秒)、追込馬では 34.85秒(+0.76秒)。JRA平均よりも0.6〜0.7秒も遅くなっており、末脚が効きづらい。
- 📌 特に追込馬は直線が短いため、加速しきれずに終わるケースが多く、人気でも信頼しすぎるのは禁物。
函館芝1200mは「上がりが遅くなるコース」である
ここまでのデータから明らかなのは、脚質を問わず函館芝1200mでは上がりタイムが全体的に遅くなる傾向があるということです。
✅ 分析結果・結論
- 上がりが速く見えても、実際には“かかった上がり”であることが多い。
- 他場の実績をそのまま持ち込むと、「末脚通用」と思って買った差し馬が伸びきれず、逃げ・先行にやられるパターンが頻出。
- 馬券を買う際は、末脚の時計ではなく、ポジショニング能力や先行力を重視する方が好成績に繋がる。
まとめ|函館芝1200mは「脚質以上に位置取りと展開重視」
逃げ・先行が粘れるのは、函館芝1200mの構造が上がりの出にくい舞台だから。特に直線の短さと坂の存在が大きく影響しています。
✅ 一言まとめ
- 末脚勝負ではなく「位置取り勝負」になりやすい
- 上がりがかかるため、差し・追込は過信禁物
- 上がりタイムは必ず「その馬の前走場所と比較」すること
