【阪神競馬】1800mダートのレース傾向

阪神競馬1800mダートのレース特徴を、他の競馬場の1800mダートコースと比較して紹介してます。1800mダートコースは阪神競馬以外に京都、中京、新潟、中山でレース開催されています。1800mダートコースについて各競馬場のラップタイム、走破タイム、上りタイムなどを比較してます。集計に使用したデータは2000年から2019年の公式データ(JRA-VAN)です。

  1. 1.ラップタイムで見るレース特徴
  2. 2.クラス別・馬場別の走破タイム
  3. 3.レースペースと上りタイム・脚質の関係

ラップタイムで見るレース特徴

阪神競馬1800mダートのレース特徴を、ラップタイムで見てみます。下の図は、1800mダートコースを持つ5競馬場のラップタイムをグラフにしたものです。左からスタートします。最初の節はスタートから200m地点のラップタイム、続いて400m地点、600m地点と続きます。上に行くほど速くなり、下はその逆です。 [阪神・新潟・中山・東京・京都のラップタイム] 基本的に下り坂や直線の場合スピードが出て、上り坂やコーナーは減速します。 阪神競馬を中心に見ると次のような傾向が読めます。
  • ■最もスピードがでるのが200mから400mの間。
  • ■400m地点から600m地点まで急激に減速する。
  • ■600m地点からゴール200m手前まで徐々にスピードアップする。

阪神競馬の1800mダートコースはゴール手前スタート。200m経過したところに最も勾配のある登坂があるため急に減速する。その後は勾配のない1,2コーナーを通過。向こう正面の途中から3コーナー、4コーナーとゴール手前にかけて緩やかな下り坂になるためスピードが出やすい。そしてゴール手前200m辺りから急に登りになるためスピードが急に減速します。若干グラフが似ているのが中京競馬だが、中京競馬は左周りです。

クラス別・馬場別の走破タイム

クラス別、馬場別に1着馬の走破タイムの平均値を出し、同じ距離のコースを持つ各競馬場の平均から差分を算出してます。 ■「阪神」以外の列の値は、阪神の平均タイムから各競馬場の平均タイムを引いた数字です。例えば「京都」の「-0.2秒」の場合、阪神競馬が0.2秒速いことを示しています。

『良』馬場のタイム比較

阪神京都新潟中山中京
新馬1分56.3秒(60件)-0.2秒0.1秒1.8秒1.3秒
未勝利1分55.2秒(494件)-0.2秒0.3秒1.9秒0.3秒
1勝1分53.6秒(361件)-0.2秒0.2秒1.5秒0.5秒
2勝1分52.8秒(143件)-0.5秒-0.2秒1.4秒-0.4秒
3勝1分52.1秒(37件)-0.9秒-0.2秒0.9秒-0.2秒
オープン1分50.6秒(16件)0.5秒0.8秒2.2秒0秒

『稍重』馬場のタイム比較

阪神京都新潟中山中京
新馬1分55.9秒(34件)-0.4秒-0.3秒1.8秒1.6秒
未勝利1分54.9秒(182件)-0.1秒0.5秒1.6秒0.5秒
1勝1分53.2秒(125件)-0.2秒0.4秒1.3秒0.4秒
2勝1分52秒(34件)-0.1秒0.1秒1.6秒-0.4秒
3勝1分51秒(17件)-0.1秒0.4秒1.9秒2.1秒
オープン1分50.7秒(5件)-0.4秒0.1秒2.2秒0.9秒

『重』馬場のタイム比較

阪神京都新潟中山中京
新馬1分54.8秒(10件)0.5秒0.4秒1.6秒1.9秒
未勝利1分54秒(116件)-0.5秒0.7秒1.4秒0.6秒
1勝1分52.1秒(70件)-0.1秒0.7秒1.4秒1.4秒
2勝1分51.2秒(23件)-0.2秒0.2秒1.6秒-0.1秒
3勝1分50.4秒(6件)0秒1.1秒-0.5秒
オープン1分50.7秒(1件)-2.2秒1.2秒-3.1秒

『不良』馬場のタイム比較

阪神京都新潟中山中京
新馬1分54.3秒(5件)0.1秒1.1秒2.6秒
未勝利1分53.4秒(72件)0.3秒0.4秒2秒0.2秒
1勝1分52秒(33件)-0.2秒0秒1.8秒0秒
2勝1分51.5秒(11件)-0.3秒-1.2秒0.8秒
3勝1分49秒(2件)0.7秒1.8秒1.9秒
オープン1分51.2秒(2件)-2.8秒-0.7秒

他競馬場と比べた競馬のタイム特徴

阪神競馬場と他競馬場のタイムを比べると、クラスによってばらつきがありますが、概ね次のような傾向があります。

■阪神競馬場は京都競馬よりタイムが速い傾向にある。 ■新潟、中山、中京競馬と比べるとタイムがかかる傾向にある。特に中山競馬とは1秒以上の差がある。

レースペースと上りタイム・脚質の関係

1800mダートのレースペースと脚質の関係と、上りタイムを集計しました。

レースペースと脚質の関係

レースペースと脚質に関係があるのか過去レースを集計しました。勝ち馬の脚質です。

良馬場稍重・重・不良
ペース合計件数
ハイ748件3%13%6%1%3%8%4%1%
ミドル828件6%15%5%1%4%9%3%0%
スロー296件3%6%1%0%2%4%1%0%
※H/ハイペース:前半が後半よりも1秒以上速い ※M/ミドルペース:前半と後半の差が1秒以内 ※S/スローペース:前半が後半よりも1秒以上遅い

■阪神の1800mダートコースは約44%がミドルペースで、最多の脚質は先行です。 ■次に多いのがハイペース。ハイペースになると、差し馬も台頭する。 ■どのペースになっても最多の脚質は先行。(全体の約56%が先行)

レースペースと上りタイムの関係

レースペースと上りタイムにはどんな関係があるのでしょうか?3つのレースペースをクラス毎に勝ち馬の上りタイムの平均を集計しました。 同じ距離の阪神,京都,新潟,中山,中京のミドルペース時の平均との差も計算してます。 例えば、「京都の3.8」は、阪神は京都よりも3.8秒上りタイムが遅いことを示してます。

HMS京都新潟中山中京
新馬38.8秒38.3秒37.3秒3.8-9.4
未勝利38.8秒38秒37.4秒2.3-3.9-10.7-1.7
1勝38.2秒37.5秒36.9秒1.9-2.3-8.5-3
2勝37.8秒37.2秒36.6秒3.1-2.2-7.8-4.1
3勝37.6秒36.8秒36.4秒4.95.1-6-11.9
オープン36.8秒36.3秒36.8秒-1-5.9-10.3-0.5
※H/ハイペース:前半が後半よりも1秒以上速い ※M/ミドルペース:前半と後半の差が1秒以内 ※S/スローペース:前半が後半よりも1秒以上遅い ※データは2010年から2019年の10年分で、良馬場のみ集計。ハンデレースは集計外。

阪神競馬1800mダートと他の競馬場との違い

上記の表「レースペースと上りタイムの関係」から分かる「阪神競馬1800mダートと他の競馬場との違い」は主に次の通りです。

■走破タイムでは京都競馬よりも速かったが、上りタイムは遅く、おおよそ2秒以上の差がある。 ■新潟、中山、中京競馬と比べると阪神競馬の方が上りタイムは速い傾向にある。

クラス毎のレースペース・脚質・上りタイムの関係

阪神競馬の1800mダートについてもう少し深く分析します。クラス別にレースペースと脚質によってどのくらい上りタイムが変わるのか勝ち馬の上りタイムの平均を集計しました。

ハイペースミドルペーススローペース
新馬38.6秒39秒38.3秒38.9秒38.3秒37.2秒37.8秒37.3秒37.3秒
未勝利39秒38.8秒38.5秒38.6秒38.3秒37.9秒37.5秒37.1秒37.6秒37.3秒36.8秒
1勝38.6秒38.2秒37.9秒38秒37.9秒37.5秒37.1秒36.9秒37.3秒36.8秒37.1秒36.3秒
2勝38.1秒37.9秒37.6秒37.6秒37.3秒37.3秒37秒36.7秒36.6秒36.6秒36.2秒36.2秒
3勝38.2秒37.7秒37.2秒37.1秒37.3秒36.6秒35.4秒36.7秒36.7秒36秒36秒
オープン37.4秒36.6秒37秒36秒37.1秒35.9秒36.4秒36.8秒
※データは2010年から2019年の10年分で、良馬場のみ集計。ハンデレースは集計外。

■スローペースが最も上りタイムが速くなり、最速で36秒。ハイペースの逃げ脚と比べると、2.2秒の上りタイムの差がある。

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